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沖縄=創作芸団レキオス百周年記念して=4市で公演

ニッケイ新聞 2008年5月10日付け

 沖縄の創作芸団「レキオス」の百周年記念公演「夢のかけはし」が十七日から、サンパウロ市などブラジル国内四市で行なわれる。
 一九九八年の創立以来、沖縄の伝統芸能「エイサー」や獅子舞をアレンジして新たな舞台を創出、日本・海外で活動する「レキオス」。今回は照屋忠義代表、団員とアーティストの亀井日出克さんなど十人が来伯する。
 昨年一月ごろに先方から申し出があり、ブラジル側で実行委員会を組織、準備を進めてきた。レキオス芸能同好会(大嶺初枝代表)、沖縄県人会、百周年協会など十四団体が後援している。
 公演ではエイサー、獅子舞など二十の演目を披露。レキオス芸能同好会の子供たちとの共演のほか、ブラジルの琉舞、古武道団体も出演する。約二時間半。
 〇一年に沖縄で指導を受け、翌年からブラジルでレキオス芸能同好会をはじめた大嶺代表。現在のメンバーは二百三十人ほど。ブラジリアやマリリアなど地方へも広がっている。公演にあたり「実行委員会、父兄や県人会の皆さんに協力をいただきました」と謝意を表すとともに「新しい一歩を踏み出す機会にしたい」と期待を込める。
 山城勇実行委員長は「太鼓の迫力、勇壮さが若者をひきつける魅力だと思う。ブラジルでも受け入れられると思います」と語り、来場を呼びかけた。
 公演日程は次の通り。【サンパウロ市】十七日午後三時=沖縄県人会、十八日午後三時=文協大講堂、【ブラジリア】二十日午後七時=国際劇場、【バストス】二十四日午後三時=バストス日系協会、【マリリア】二十五日午後一時、五時=市立劇場。サンパウロ市公演のチケットは十五レアル。沖縄県人会、文協などで販売中。詳細は県人会(11・3106・8823)。