ニッケイ新聞 2008年5月14日付け
米政府は死亡したコロンビアのFARC(コロンビア解放前線)メンバーのラップトップから、ベネズエラのチャベス大統領とFARCが、コロンビア政府の転覆を計画していると発表した。
これまでベネズエラとFARCの関係は不明であったが、ラップトップの記録によればFARCへの武器提供は明瞭という。手榴弾放射器や地対空ミサイルを提供するから、ベネズエラの港まで取りに来るよう指示した。
さらにゲリラ戦の訓練も提言した。ベネズエラは対米石油供給国であるが、キューバやイラン、北鮮、シリアにならぶテロ支援国として制裁の対象を検討始めた。
一方、チャベス大統領は、コロンビアの策略だと声明を発表し、関与を否定した。