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10年黒人過半数に=人種の壁は制度で破れない

ニッケイ新聞 2008年5月16日付け

 ブラジルは二〇一〇年、黒人(自称黒人と半黒人)が白人と黄色人種、先住民(以下白人)の総数より多くなるとIPEA(応用経済研究所)が発表。平均所得は、白人の千八十七レアルに対し黒人が五百七十八レアルと五三%に過ぎない。
 白人と黒人の所得が生活扶助金や最低賃金の調整によって均衡するのは、二〇四〇年と見られる。教育における人種の壁は、政治の力では破れないとIPEAは見ている。
 教育での人種の壁は、労働市場にもつながる。しかし、ブラジルのエリートは、肌の色で決められない。
 産業活動における就労者の割合は農業で黒人が六〇・三%、白人三九・七%。土木建築で黒人五七・九%、白人四二・一%。メードは黒人五九・一%、白人四〇・九%と黒人の職場だ。白人が多いのは工場労働者と金融関係である。

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