ニッケイ新聞 2008年5月17日付け
リオ州議会が十五日、二十二時~六時はレーダーや電光式ロンバーダの電源を切るとの条例を承認。知事の承認待ちだが、この時間帯はご法度と猛スピードで走る車も出てくるかも。一方、先日開通したサンパウロ市オタヴィオ・フリアス・デ・オリヴェイラ橋では、照明用の電線が盗まれ、一部の照明が消えたまま。市では盗難防止のためにカメラの設置を検討しているという。
◎
二〇〇五年に子ども四人を殺害し、ほかの子どもも危険にさらした三十歳の看護士に百十年の刑宣告。リオ連邦大付属病院で一カ月の間に十五人もの子どもが呼吸困難を起こし、怪しんだ医師が調査して判明したもの。鎮痛剤や筋弛緩剤などを処方箋もなく、または、処方量以上に使用し、呼吸困難を起こした子どもを救う有能な看護士を演じていた。自己顕示欲による職権乱用で無防備な子どもの命を奪い、遺族にも大きな傷を残した男への法の裁きが下った。
◎
サンパウロ市イジエノポリスで二年ほど、北米から来た英語の教師と名乗る男の詐欺が頻発。強盗に襲われ、警察にも行ったが、警官はブルックリンの自宅まで連れて行ってくれなかったと、英語で話した上、実在の学校の電話番号やメールアドレスなどを教えて信用させるという手口。警察への被害届は出ていないが、オルクッチでは百人以上が、自分も被害にあったと報告。
◎
サンパウロ市地下鉄コンソラソン~クリニカ間は、二号線工事の機材搬入のため、今日から二日間運行停止となる。また、月曜からのバスのストは中止となった。