ニッケイ新聞 2008年5月17日付け
サンパウロ日伯援護協会(森口イナシオ会長)が販売していた協力券リッファの第九回景品贈呈式が十五日午前、サンパウロ市リベルダーデ区の援協総合診療所(日伯友好病院リベルダーデ診療所前)で開かれ、当選者にトヨタ・カローラ車、ホンダ・オートバイ、パナソニック・テレビなどが渡された。
提供社を代表してトヨタ・ド・ブラジル社から岩永人久ジェネラル・コーディネーター、レアンドロ・ロペス広報担当、モト・ホンダ・アマゾニア社からロベルト・モレノ渉外担当、ブラジル・パナソニック社からセルジオ・コムカイ氏、NICOM社からは紫牟田寛社長(しむたひろし・援協理事)が出席した。援協の役員らも多数駆けつけ、当選者を祝った。
今年は二万三千六百三十三枚を販売した。一冊十枚綴りで一枚十五レアル。税金や必要経費などを差し引いて、二十六万六千九百四十レアルの収益となった。援協各施設での協力券の販売率に比例して、それぞれに分配される。
森口会長はあいさつで、協賛企業に深く感謝の意を示したうえで「多くの方が援協の事業活動に賛同し、応援する気持ちで券を買ってくれました」と述べた。
トヨタの岩永氏は「援協リッファへの協力は社会貢献の一つ。来年からもこの活動に参加していく考えです」とあいさつした。各企業代表者には、記念の感謝プレートが授与された。
一等のカローラ車を当てたのは、日伯友好病院の吉田ルシア医師(レントゲン科)。販売代理人として七冊を売り、三冊を自分で購入していた。「現在もトヨタ車を乗っていますが、これからはこちらに乗り換えたい」と笑顔で話した。
吉田医師は普段から援協各施設の祭りなどで、ボランティアとして協力している。一等を販売した人がもらえる特別賞のテレビの贈呈も受けたが、こちらは友好病院に寄贈した。
一等当選者以外の当選者は次の通り。二等=イワクラ・マユミさん、三等=イサオ・ミヨシさん、四等=フェリシアノ・ジェルソンさん、五等=ツトム・フジイさん(景品のテレビは友好病院に寄贈)。