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無料情報雑誌『ライトハウス誌』米国西海岸で発行=「世界各国で情報交換を」

ニッケイ新聞 2008年5月21日付け

 アメリカのロサンゼルス、サンディエゴを中心に生活情報などを発信しているタクヨコーポレーションの『ライトハウス誌』。同誌の込山洋一代表取締役が、さきごろ本紙を訪れた。
 今年創刊二十年目を迎える同誌は、無料情報雑誌で月二回発行している。ロサンゼルスで五万部、サンディエゴで一万部を誇る。ロサンゼルス近郊の十五万人、特に留学生や進出企業を対象にしている。
 二十人ほどのスタッフで経営していて、外注のライターを入れると三十五人ほどになる。この他、短期の研修生も入れている。
 少しでも、海外で働く機会を、との考えから企業と提携し、インターンシップも行えるような制度も作っている。
 込山取締役が二十三歳の時に「アメリカで起業したい」との思いで渡米し、同社を起こした。生活情報を得るためにメディアが一番簡単な手っ取り早い方法だと考えたために、情報誌を立ち上げた。
 込山取締役は見よう見真似で取材や編集、営業などを開始。創刊当時は四ページだった同誌も、順調に売上げを伸ばし、現在では百六十ページまで増やしている。
 同社では、アメリカでの「生活問題」、食事や観光などの「うるおい」、頑張っている人たちの紹介などの「勇気と元気」の三本柱に、海外の働く人たちの「広告PR」、ステップアップのための「キャリア支援」を付随させて、経営理念にしている。
 込山取締役は「日本人が海外のどの地域でも働けるようにしたい。業界のステータスアップを目指している。世界のインフラ整備をしたい」と目標を掲げる。また「世界各国のメディアと手を組んで、情報交換などを行いたい」と希望。「社員の勉強会、経営方法など微力ながら手伝していきたい」とこれからの抱負を語った。