ニッケイ新聞 2008年5月27日付け
【東京支社=藤崎康夫支社長】去る十五日から、東京・新宿の三井ギャラリーで、ブラジル出身写真家で、日本でも多く作品を発表しているノブオ・ミケランジェロ・タカノ氏の写真展「ラプソディ・ブラジル」が開かれ話題を呼んでいる。二十八日まで行われる。
同展は「移民百年企画写真展」と銘打っての写真展。タカノ氏が「人生を謳歌するブラジル人を見てほしい」という思いを込めて、ブラジルで撮った作品約五十点が展示されている。
同氏は十三歳のとき佐賀県からブラジルに渡り、ブラジルの著名なアートスクールに学びながらニュース・マガジンで報道カメラマンとして活動。卒業後、ファッション分野に転向し、ファッション雑誌『ヴォーグ』をはじめ、多くの雑誌で作品を発表。活動の場もブラジル、日本、パリ、ニューヨークと広い。今回の写真は、「いい時間、仲間、ゆとり、自由な空気」をテーマにして、撮ったものだという。ブラジルの魅力を紹介する写真展でもある。
オープニング・パーティーには、写真関係者、日本で活躍するブラジル人モデル、タカノ氏のフアンなどが駆け付け華やかで賑やかであった。
ブラジル関係者やブラジルファンによるイベントは、魅力に満ち、「真の日伯親善とは何か」を考えさせてくれる。