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サンパウロ市=ポ語博物館で百周年記念展=「オ・ジャポン・ダキ」

ニッケイ新聞 2008年5月27日付け

 ブラジル日本移民百周年を記念して、アブリル出版社(ロベルト・チビタ社長)は、十九日夜、ポルトガル語博物館(Museu da Lingua Porutugesa)で、日本文化展示の「オ・ジャポン・ダキ(O Japao Daqui )」の開会式を行った。
 同開会式には、丸橋次郎サンパウロ総領事館首席領事、上原幸啓百周年協会理事長、ジョゼ・セーラサンパウロ州知事、ジルベルト・カサビサンパウロ市長、青木智栄子ブルーツリーホテル社長など多数出席した。
 チビタ社長は「新大陸を目指して訪れた日本移民が、この地に根付いたことを顕彰した展示になっている」とあいさつ。
 セーラ州知事はサンパウロ州教育プログラム「VIVA JAPAO」で多くの学生が日本文化を学んでいることに触れ、「今回の展示は、日本人の生活を垣間見ることができるものだ」と賞讃した。
 展示内容は料理、農業生産、ポップ文化、言語、ジェスチャーとエチケット、カラオケ、歴史など。カラオケなどは実際に歌うことができ、言語の部分では、ローマ字から平仮名、片仮名に変換できるようになっている。
 開会式を訪れたルシアナさん(30)とジュリアノさん(35)は「全ての展示が良かった。日本食はすでにブラジルの文化になっていて、重要なもの」と感想を語った。
 同展示は、六月二十九日まで開催。開場時間は午前十時から午後五時。月曜休館。入場無料。同博物館住所=Praca da Luz,s/n。
 この他、リベルダーデ駅、セー駅、クリニカ駅でも日本文化に関する展示が行われている。