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伯銀+NC 吸収発表前に不正=NCのインサイダー取引疑惑
ニッケイ新聞 2008年5月28日付け
証券取引委員会(CVM)は二十六日、ノッサ・カイシャ(NC)の株が伯銀の吸収発表前の二十一日、発売した二十六日の二倍も売却されたことでインサイダー取引の可能性があるとして解明に乗り出した。
同株は、売り出し前に取扱高が八百六十八万八レアルから千五百六十七万レアルに急増した。この動きにCVMは、内部で情報漏れがあったと見ている。取引数と取引量が不自然であり、事前取引の可能性を疑った。
証券取引所も、意外に取引量の少ないことで不審に思ったようだ。二十三日に伯銀のノッサ・カイシャ吸収が発表され、同株が爆発的に売れて高値を呼んだが、二十六日には最終的に三%高の三十七レアル三九センターボスで引けた。
この取引状況は異常であり、証券取引所は取引を中止すべきであった。
ノッサ・カイシャの売却法も、民間銀行との間でひんしゅくを買っている。同行には百六十億レアルに上る法定供託金のあることが、公立銀行としての垂涎の的である。
だから民間銀行に吸収されると、公立銀行の箔が剥げる。反面、法定供託金が金融業界の公平な市場原理の妨げになっていることも事実のようだ。公立銀行は、裁判所の判断にもよるが公的機関の資金を優先的に取り扱えるのが魅力だ。