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バザー客3千人、盛況=エスペランサ=今年も総領事夫人ら参加

ニッケイ新聞 2008年5月29日付け

 エスペランサ婦人会の第五十七回慈善バザーと第十八回女性だけの歌謡まつりが四日に文協ビルで開催され、約三千人が訪れた。このバザーは、戦後に日本へ救援物資を送るために開始した伝統の行事。
 大講堂では午前八時から、約二百三十人の女性が心ゆくまで歌唱を楽しんだ。午前十時半からは壇上で開会式が行われ、今年も在聖総領事館から西林喜久子総領事夫人が出席し、「歌を通して日本文化が伝われば」との期待をあいさつでのべたほか、楠聡子、梶谷めぐみ、松田幸子、西原里依四領事夫人も参加した。
 バザー食堂部では寿司やうどん、ちらし寿司各三百食を始め、婦人会自慢の料理の数々を提供した。一カ月前から準備を始め、当日は会員ら百五十人が裏方で働いた。昼頃には交代でまかない食のカレーをかきこみ、持ち場に戻って一生懸命に働く会員の姿が見られた。
 熊谷みすえ会長は「天気が良かったから人出がよかった」と喜んだ。
 来場していた石橋強史さん(71、二世)は「とても料理が美味しい」と顔をほころばした。大講堂の客席で座っていた宮本節子さん(二世)は「みなさん上手。聞くのが楽しみです」と楽しんでいた。