ニッケイ新聞 2008年5月29日付け
今月中旬、日本移民百周年協会から、日本の都道府県庁に六月二十一日にサンボードロモで行われる百周年式典への招待状が届いたようだ。その後、招待状を受け取った各都道府県庁から県人会に「この招待状は何か」と問い合わせがきている。というのも、百周年協会は、県人会と連絡を取らずに直接送っているようで、県庁は困惑しているようだ。
某県人会長は「年始に送ったのなら県庁としても問題ないだろうが、時期が遅すぎる。県人会は、県庁と常に連絡を取っているだけに、勝手なことをされては困る」と憤りを感じている。
百周年式典に参加する県では、ようやく招待状が届いたと安心しているようだが、参加を予定していない県は、協会の行動が理解できない。本番まで後一カ月もない現在、今のままの状態だとどのような結末になるのだろうか。(貴)