ニッケイ新聞 2008年5月31日付け
百周年協会に大型寄付――。ブラジル世界救世教は二十七日午後、サンパウロの移民百周年協会に、三十万レアルを寄付した。贈与式に林秀有本部長、田中肇総務部長、大野正人渉外担当が文協事務局を訪れ、上原幸啓百周年協会理事長、松尾治執行委員長に小切手を手渡した。
林秀有本部長は「世界救世教は日本・日系にルーツがある宗教。ブラジル日系社会の節目の年に、以前から何らかの形で協力したかった」と話す。
寄付を受け取った松尾執行委員長は、「ご自由に使ってくださいといわれていますが、絶対に無駄な使い方はしませんとお約束しました。多額の寄付に心から感謝したい」と謝意の述べた。
同委員長によると、百周年協会に集まっている団体や企業による寄付の総額は、全部で二百五十万レアルほど。「進出企業からも協力の約束を頂いており、何とか必要な資金は確保できそうだ」と話している。