ニッケイ新聞 2008年6月3日付け
中銀のメイレーレス総裁は、地方選挙の年であっても基本金利の引き上げをちゅうちょしないという。金利を上げて、米とフェイジョン以外のものは買わせないのが左翼政治だそうだ。
米発金融危機は、五カ月が経過し、峠は過ぎたという見方が多い。残るはインフレ対処が問題らしい。格付け会社Fitchの警告に従い、政府は経費百三十億レアルを削減すると発表した。
中銀の通貨政策は、選挙に不利とPT(労働者党)が中銀総裁へ抗議をした。「肉や果物の高騰から見たら金利の引き上げなど微々たるもの」と総裁が一蹴、昇給より不買の方がインフレには効果があるという。