ニッケイ新聞 2008年6月5日付け
「江戸の工芸」を日本語で解説――。サンパウロ州立美術館で開催中の「色彩の開花―江戸時代の工芸」展で、このほど、同展のキュレーターを務める齋藤孝正・文化庁文化財調査官が来伯した。齋藤氏は展示終了までブラジルに滞在、二十二日までの開催期間中、午前十一時と午後三時に、希望者を対象に日本語での展示説明・案内を行なう。希望する人は、ピナコテカ(電話11・3324・0943または0944)で予約を。
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著名人を題材にした写真などで有名なマルシオ・スカヴォーネさんの写真展「リベルダーデへの旅(Viagem a Liberdade)」が『ムゼウ・カザ・デ・ブラジレイラ』で七月六日まで開かれている。詳しくは同美術館(ファリア・リマ大通り二七〇五番、電話=11・3032・3727)まで。
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最近、某宗教団体が百周年協会に三十万レアルを寄付したのだが、実は二年前に協会側に寄付の打診をしていたという。その時用意していたのは、五十万レアルだったそうだが、協会からの連絡は全くなかった。つまり、一年で十万レアル目減したわけだ。さらに数千人単位での人的協力も申し入れたそ