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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年6月5日付け

 サンジョゼ・ドス・カンポス市内に、日本移民百周年を記念した公園と巨大な鋼鉄製の鳥居が建設されている。現在急ピッチで工事が進められていて、順調に進んでいる。建設予定地が、高級住宅地の近くに決定され、市民の憩の場になることが期待される。
 公園の設計の担当者は、笠戸丸移民の子孫で、市役所で働いている四世のシルビア・クリスチーナ・ボルジェスさん。
 百周年を記念して建設が進められている公園設計を担当しているのだから数奇な運命を感じる。当の本人は、設計を担当するまでは、日系人であることに特に意識はしていなかったのだとか。
 笠戸丸移民の子孫が、日本移民百周年を記念した公園の建設に関わっていることは、これからの百年の、日伯友好親善の象徴のようになっていくのではないだろうか。(貴)