ニッケイ新聞 2008年6月6日付け
松沢成文(しげふみ)神奈川県知事一行が二日に来伯、四日夜、神奈川文化援護協会(村田洋会長)で知事主催のレセプションが行われた。
西林万寿夫総領事、クラウリー・アルベス・ダ・シルバサンパウロ州スポーツレジャー観光局長、森口イナシオ援協会長、与儀昭雄県連会長、千坂平通JICA聖支所長、佐々木光ジェトロ聖事務所長ら六十人ほどが訪れた。
村田会長は、県知事を迎えてレセプションが行えたことを喜び、「これからも県と協力して、県人会の発展に繋げたい」とあいさつ。
知事は日本移民に感謝の言葉を述べた後、日伯における人的交流の重要性を強調。「日本とブラジルは地理的に距離があるが、これからもお互いに協力していきたい」と語った。
西林総領事、シルバ局長のあいさつに続き、知事から同協会に感謝状と記念品、同協会から来伯中の一行に記念品がそれぞれ手渡された。
松沢知事は最後に「破天荒力」と揮毫した色紙を村田会長に進呈。レセプション後は、知事が乾杯の音頭を取り、歓迎夕食会が行われた。
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松沢知事は今回が初めてのブラジル訪問。神奈川県知事の来伯は二十三年ぶりとなる。
レセプションの前に会見した知事は、「日本語教師をブラジルに派遣したりして、日伯間で若い人たちを中心に人材交流を活性化させたい。また、神奈川県内に企業を誘致していきたい」と抱負を述べた。
一行はバイオ燃料などの視察を行ない、六日に離伯する。