ニッケイ新聞 2008年6月6日付け
古き良きリベルダーデを今なお残すカラオケスナック「津軽」に泥棒が入った。幸いにも被害は少なかったが、「毎度のことだから」と笑い飛ばす享子ママ。数十年の貫禄を見せつけた。
最近、近隣の店舗も軒並み強盗や泥棒に入られていると聞き、グラスを片手に身を乗り出した。
なるほど、テレビや雑誌で様々な百周年関連プロジェクトが大きく取り上げられているが、それが逆効果になってはいないだろうか。
〃ニッポン〃を象徴するリベルダーデが標的になるのであれば、看過できない問題だ。今月、日本からの訪問客は数千人。その多くがリベルダーデを訪れる。
観光地区の治安問題を当局が考えているとはいい難い。百周年協会は言わずもがなだ。
某大物歌手のように「ブラジルには二度と行かない」という人が出ないことを祈る。 (剛)