ニッケイ新聞 2008年6月12日付け
移民百周年を記念して、サンパウロ日伯援護協会(森口イナシオ会長)が今月の毎週土、日曜日午前におこなっている健康奨励プログラムが好評だ。七十歳以上の日系人を対象にしており、検診はすべて無料。
これまで文協ビル地下のリベルダーデ診療所で四日間にわたり実施。一日平均で百人以上の日系高齢者が診察を受けている。診療時間は午前七時から正午まで。朝六時すぎに診療所に駆けつけている希望者もいる。
モジやスザノのサンパウロ市近郊はじめ、中にはサンパウロ州レジストロ市やミナスジェライス州から診察を受けた人がいるという。
残りの検診日は今月十四、十五、二十、二十一、二十八、二十九日。秋山幸男診療所部長によれば、まだ診療予約が可能な日もあり、随時、申し込みを受け付けている。
検査項目は心電図、血液検査(コレステロール総値とフラクション値、血液像、中性脂肪、クレアチニン、血糖値、IMC=体重×身長=、血圧)。後日、検査結果を自宅に送付し、異常があれば、医師の指導・診察が受けられる。
援協関係者は「今日の日系社会を築きあげた先輩移民の方々への敬意の気持ちで開催しています。ぜひ申し込みしてください」と呼びかけている。
予約は月曜日から金曜日の午前九時から午後四時まで。電話(11・2633・2603)/(同・2633・2613)。日本語で申し込み可能。