ニッケイ新聞 2008年6月12日付け
「今年のコロニア芸能祭は違います」――。今月十四日から始まるアニェンビー国際会議場で開かれる『日本文化週間』で毎年恒例のコロニア芸能祭が十五日午前九時から行なわれる。今回で四十三回。
約五十団体が参加、日頃の練習の成果を披露、全伯カラオケ大会の優勝者など、コロニア歌手らがサンパウロだけでなく、パラナからも駆けつける。
三部制となっており、二部は響ファミリー、三部の中平マリコさんの歌謡ショーがフィナーレを飾る予定だ。
今回の舞台は、文協大講堂の倍ほどあり、出場者を増員する団体もあるという。席数も二千六百と文協のほぼ倍のため、「みんな百周年を盛り上げようという心意気で練習しています」と楠本ルミさんはその熱気を説明する。
十日案内のため来社、司会も務める頃末アンドレ芸能委員長は、「今回は多くの非日系人や三、四世にも見てもらいたい」と力強く話し、コロニア文化の継承にもやる気を見せている。 会場への入場は無料。地下鉄チエテ駅からは、無料バスが随時運行している。
詳しくは文協(電話=11・3208・1755)まで。