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Varig売却疑惑=債務免除が焦点に=破産法は給料未払いも可に

ニッケイ新聞 2008年6月13日付け

 上院基幹委員会でアブレウAnac(国家航空庁)前理事は十一日、ルーラ大統領子息の里親を盾に傍若無人なテイシェイラ氏のVarig売却への介在が、「横車で不法行為」であったと証言したと十二日付けエスタード紙が報じた。
 Varig売却手続きの検閲では、Anacの管轄に官房室が微に入り細に入り干渉し、判断を歪曲したという。テイシェイラ氏はAnacで我が物顔に振る舞い、礼儀も仕来りも弁えず、国防省の命令かのように圧力を掛けたという。
 Varigを買収したVarigLogの経営者に対し、所得税申告と資産明細を要求したところ、Anac監査局が不要と拒否した。Varigの七十億レアルに上る債務は、VarigLogの買収直後、免除する見解書が発表された。
 債務免除が、VarigLogへ二千四百万レアルで売却し、さらにGolへ三億二千万レアルで売却することを可能にした。この不審な再取引についてAnacへは、一切連絡がなかった。
 同前理事の喚問は、Varigの債務免除が今後の焦点になりそうだ。メルカダンテ上議の証言によれば、債務を免除したのは、政府でも財務省でも官房長官でもなく、会社更生裁判所のアユビ判事だという。
 同判事の決定は、他の裁判所が覆しても有効だそうだ。近く高等裁判所が、債務免除について釈明するらしい。
 新破産法第六十条によれば、裁判所の司法売却または公売にある企業の債務は、これまで神聖視された労働者の未払い給料やその他も含めて免除されるらしい。計画倒産の抜け道といえそうだ。

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