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サンパウロ市で白昼の美術館荒らし

ニッケイ新聞 2008年6月14日付け

 東西南北欄一部既報だが、十二日にサンパウロ市ルス区で絵画の盗難発生。十三日伯字紙によれば、現場は、ピナコテッカ美術館ではなく、ピナコテッカ駅。カバルカンチの「窓際の婦人たち」(百万レアル相当)、セーガルの「夫婦」(二十万レアル相当)、ピカソの「ミノタウロスと酒飲み、婦人たち」と「画家とモデル」(五万レアル相当)の四点が盗まれた。
 客を装って入場し、警備員を銃で制圧、作品を手に堂々と出て行った三人組は前日に下見の上の犯行。作品は価格より売却の容易さで選んだ可能性ありというが、金属探知機もなく、警備体制の甘さが指摘されている。