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大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年6月14日付け

 長らく文協大講堂の顔だった南米銀行の緞帳(どんちょう)が、文協改装の一環としてレアル銀行の深紅のものに変わった。懐かしい南米銀行の名前とマークを見ることができる数少ない場所だったが、あまりに長い期間使われていたために少々くたびれていたのも事実。百周年で心機一転、新しい顔になった大講堂。次の百年に向けて、ここで披露されるコロニア芸能も変わっていくのだろうか。
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 「移民の日」に首都の夜空を花火が彩る――。ブラジリアで十八日、皇太子殿下をお迎えして開かれる大統領主催晩餐会に先立って、国会議事堂前で花火が上げられることになった。大統領府、外務省が主催、三菱自動車、ケンブリッジ・コンサルタントが後援する。時間は午後七時五十分から十分間。地元日系社会にとっても嬉しい企画だろう。
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 NHKの長寿歴史番組でコロニアの人気も高い『そのとき歴史が動いた』は、日本移民百周年を記念し、十八日午後十時(日本時間)に移民の父水野龍を取り上げる。同番組でブラジル関連の人が登場するのは初めて。ブラジルでの放送は、翌十九日の午前十時四十五分からとなっている。お見逃しなく。