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西BAに外資投入=機械化穀倉地帯で気を吐く

ニッケイ新聞 2008年6月17日付け

 バイア州西部が、新しい穀倉地帯として海外投資家の注目となっている。銀行関係者五十人を伴ったアイルランドのビジネスマンが九日、作付け情況視察のために現地を訪れた。
 同地方作付けの二〇%は、外国資本の投入だ。同地方は八〇年代、穀類の作付けが十八万ヘクタールであった。いまは百七十万ヘクタール。さらに五百万ヘクタールに拡大する見込みだ。
 外国の投資は十五億レアル投じられ、生産から加工まで行う。栽培する作物は銀行が指定し、営農資金を融資する。年商は当初五十億レアルを見込み、三年計画で規模を三倍に拡張する。
 四十万レアルで掘抜き井戸を設置し、さらに四十万レアルを投じてかんがい設備を据える。最近開催された同地方の農産展では、二億五千万レアルの農業機材を売り上げ、機械化農業が同地方を席捲している。