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南阿に農地改革を=CPTの落胤MSTに学ぶ

ニッケイ新聞 2008年6月18日付け

 アフリカ司牧協会は七月、ブラジル司牧協会(CNBB)の一部会である農地解放運動(CPT)の構造視察で、グループを派遣する意向を表明した。グループは、MST(農地占拠運動)とも接触する予定のようだ。
 ブラジルのCNBBが、貧困と飢餓とどのように取り組んでいるかを学ぶのが目的。CPTが、農村労働者による運動を組織化した経緯やCPTの落とし子MSTの実態を見学する。
 アフリカのアパルトヘイトが終焉して十四年、アフリカ司牧協会は農地改革に努力したが、成果が上がっていない。農地改革が政治の場で採択されるのは困難とされている。アフリカの少数大地主は、全く不変だ。
 CNBBの進歩派が三十三年前、立ち上げた「解放の神学」はブラジルの全土にMSTを通じて根づいている。この「解放の神学」をアフリカへ導入するらしい。

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