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伯外務省が150人叙勲=百周年記念=奥三井住友銀行頭取も

ニッケイ新聞 2008年6月18日付け

 ブラジル連邦政府外務省は十二日、日伯移民百周年を記念して日伯の外交面、経済面、文化面における相互関係強化、地域社会への貢献、在日ブラジル人への支援に貢献したと認められる人に対する「百周年記念叙勲」の対象者を発表した。
 勲章の授与式はきょう十八日、大統領府(プラナルト宮)で午前十一時から、ルーラ大統領並びに皇太子さまの列席の下に開催される予定。
 この「百周年記念叙勲」は、日伯交流年実施委員会が主体となって対象者を推薦し、大統領令6・474/08号に基づいて行なわれるもので、日伯双方において約百五十人ほどが対象となっているとされている。
 中でも今年、開設五十周年を迎えるブラジル三井住友銀行をサンパウロ市に抱える、三井住友銀行の奥正之頭取も叙勲の対象となっている。
 一九五〇年代から三井住友銀行がブラジル経済と社会の発展に金融機関として長く貢献し、さらに近年の地球温暖化問題に関して環境ビジネスをいち早く開始、ブラジルの排出権を日本の市場へ紹介・供給するなど、ブラジルの持続可能な発展に寄与していることが高く評価された。
 邦銀メガバンク・トップの叙勲は奥正之氏が唯一となっている。
 また、ブラジル三井住友銀行は十月に開設五十周年記念式典を開催する予定で、今回、叙勲の奥正之頭取も来伯する予定になっている。