ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | Varig買収告発=ボロが出る舞台裏=複雑怪奇なブラジルの法律

Varig買収告発=ボロが出る舞台裏=複雑怪奇なブラジルの法律

ニッケイ新聞 2008年6月19日付け

 Anac(国家航空庁)執行部が二〇〇六年十二月十一日「Volo・do・BrasilのVarig・Log買収は、航空法九七八四号に抵触する」とした決議書が発見された。
 決議の六カ月後、Voloの出資内容をチェックすることなくVarigLogの買収をAnac監察課が認証した。監察課長は官房室の急な要請により認めさせられたのだと、アブレウAnac前理事が告発。
 違法買収は民間航空局(DAC)や航空会社協会(Snea)からも文書で勧告されたが、ただVarig売却のために全てが看過された。Voloの筆頭株主チャン氏は、中国系米国人で法の網をくぐる名人らしい。