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露天商50R払えば=大手を振って立派な会社

ニッケイ新聞 2008年6月21日付け

 政府は十八日、行商人やかつぎ屋、パンク張り、ポップ・コーン、露天商など月商三千レアル以下のアングラ企業を月五十レアルの税金を払えば、合法化できる法令を草案中であることを明らかにした。
 年金は毎月、最低賃金の一一%四十五レアル六五センターヴォスの掛け金を社会保障院(INSS)へ払えばよい。政府は二十日、下院へ上程し表決待ち。同令が承認されると、全国で四百万人の露天商やカメローらに適用される。
 ICMs(流通税)やその他の連邦税は、免税となる見込み。五十レアルは、電気料金といっしょに払う。電気料金の領収証を持ってあるけば、監督官に屋台と商品を押収されない。監督官を警戒し、左右をキョロキョロ見なくてもよい。
 二〇〇三年から二〇〇八年までに社会保障院へ年金掛け金を払い始めた人は、三千六百九十万人に上った。それでも掛け金を払っていない人が、ブラジルには三千万人いるとされる。