ニッケイ新聞 2008年6月21日付け
【カンピーナス】第四回カンピーナス日本祭りが、七日、八日、文協会館で行なわれた。日本移民百周年を記念、文協(花田忠義会長)主催だった。圧倒的な近隣の非日系人の参加を得て、総入場者はおよそ二万人、成功をおさめた。
午前十一時から式典。日伯両国国歌斉唱で始まった。迎えた来賓は、サンパウロ市の文協役員、市側からロドリーゴ・フランシスコ国際協力局長(市長代理)、大屋パウロ市議(市議会議長代理)、屋比久ルイス市議ら。招待者リストによれば、招待状発送は二百八十人(団体)余り。
花田会長はあいさつの中で、地域の隆盛に言及「カンピーナス市および市民の絶大な協力で、今日の日系人社会がある」と述べた。市長代理は日系コロニアの市に対する貢献を称えた。
祭り会場内には内外の商店、近隣日系団体の屋台がずらりと並び客を呼んだ。人気の中心は食事コーナー。非日系人の長い行列ができた。
二日間とも、舞台では老若男女が日頃稽古した成果を披露した。ブラジル人芸能人、来伯中の歌手中平マリコさんも舞台に上がった。一番喜ばしいのは、無事に祭りを終了できたことだった。手慣れた実行委員会のメンバーの働きによるものである。