ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2008年6月24日付け

 二十日から飲酒運転に対する罰則が厳しくなったが、取締りのために必要な呼気中のアルコール量測定器は決定的に足りない状態のまま。サンパウロ州では州道の管理・警備にあたる道路警察が所持する測定器が二十から八十二に増やされたが、二万四千キロに及ぶ州道をカバーするには不十分。新法では、飲酒運転の罰金は九百五十五レアルで、一年間の免許停止と車両没収のおまけ付き。サンパウロ市内の取締り用は十五器だが、来月には四十五器増加の見込みという。
     ◎
 家庭電化製品の店として知られるアロンソンの創始者G.アロンソン氏が十九日夜九一歳で逝去し、二十日にサンパウロ市ブタンタンの墓地に葬られた。ユダヤ系のロシア人で、小さいころから苦労してきたが、彼が売った宝くじにあたった顧客から賞金の一部をもらったことから運が開けたという。誘拐などの事件もあったが、家族で築いた販売網はサンパウロ州内三十四店舗で、年商二億五千万レアル。
     ◎
 まだ残り十試合の段階で大喜びするのは早いといわれそうだが、二十二日のF1フランス・グランプリでフェリッペ・マッサが優勝。アイルトン・セナ以来十五年ぶりに総合得点でトップに踊り出た。今回のグランプリ二位はライコネン、三位はトゥルーリで、総合得点では、クビッカが二点差、ライコネンが五点差。「総合優勝をいうのはまだ早いけど、チャンスはあるね」とマッサ。
     ◎
 日曜日のフォーリャ紙に、男性の九九%は奥さんが「行け」と勧め、同伴してくれるから医者に行くとの記事。事実、奥さんや娘と同伴でという男性が多いらしい。奥さんに言われないと薬も飲まないケースも多いらしいが、夫唱婦随は婦唱夫随に書き換えるべき?