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Gol=3億7千7百万R滞納=Varig売却不審の数々

ニッケイ新聞 2008年6月26日付け

 Varigを買収したGolのコンスタンチーノ社長が経営する十社は、少なくも三億七千七百万レアルの税金滞納が判明と二十五日付けエスタード紙が報じた。多くは、社会保障院の厚生福利引当金である。
 十社の傘下には、同一族が所有する路線バスの四十社がある。一族は他人(ラランジャ)名義で、バス会社の売買を行っていた。他人名義の売買契約では、税金を踏み倒し他人への迷惑を省みなかった。
 問題山積のGolがVarigを買収するには、大統領府の強引な干渉があったとAnac(民間航空庁)が述懐した。官房室は、何故それほどまでしてGolのVarig買収を後押ししたのか不思議だ。
 航空会社の経営不振が起きた二〇〇一年、航空各社は一斉にルーラ大統領子息の里親テイシェイラ氏を法律顧問に迎えた。同氏は、倒産前夜の会社救済に奔走した。
 Varigが会社更生法適用を申請したとき、七十億レアルの債務を抱えていた。ここでテイシェイラ氏は、管財人弁護士の本領を発揮した。同氏は、VarigをVarigLogへ売却した立役者である。
 同売却は僅か二千四百万ドルで成約し、八カ月後には三億二千万ドルでGolへ売りつけた手腕は、キナ臭さを感じさせた。ここでの演出はロビー活動ではなく、弁護士として税法の範囲で売却を成立させた。
 会社更生裁判所第二法廷は、同氏が扱った裁判手続きで、違法的技法の疑惑が生じたため、テイシェイラ氏息女二人の不動産を差し押さえた。

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