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東西南北

ニッケイ新聞 2008年7月2日付け

 サンパウロ市地下鉄二号線のブリガデイロ~イピランガ間では携帯電話が使えるようになっているが、VIVOのCDMAタイプ対応型のアンテナ配備はいま少し先。二号線の残りの駅のアンテナ設置は八月中に完了。その他の線も今年中にはアンテナ設置の予定で、VIVOのCDMAタイプも、年内には対応型アンテナが完備されるという。
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 サンパウロ市のトラック乗り入れ規制初日の罰金適用は八九一件に上り、渋滞は四〇%減という。一方、サンパウロ市を通過するために詳細情報をと考えたトラック運転手たちは交通局の電話が満杯で通じず、お手上げ。トラック運転手が路上で寝転がっての抗議行動など、荒れ模様の初日だったようだが、念のため、交通局の電話は3871―8866または3619―3551。
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 アマゾンで四月十二日に行方不明になった十八歳の青年が、二十九日になって救助されたが、脱水症状や全身のケガなど、衰弱が激しく、捜索活動に同行していた父親に抱かれて息を引き取った。五月にも同じ地域を通ったという救助隊員らは、一旦は捜索を打ち切ったが、父親の熱意にほだされて再び捜索を続けていて発見したもの。七十八日ぶりに出会った親子が言葉を交わせたのがせめてもの慰めか。
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 ブラジル・グーグルが営業停止かの声もあった児童ポルノなどのサイトの件で、ゴーグル側が全サイトにフィルターをかけ、子どもや青年を扱ったポルノ情報などを排除することに。オルクッチの正しい利用法の指導も行うというが、子どもの人権問題や留置所で起きる暴行監視などで人権団体の果たす役割も大きい。検察庁や議会審議委員会の徹底解明にも期待したいところ。