ニッケイ新聞 2008年7月2日付け
二天武道研究所(岸川ジョージ主宰)は、去る六月七日、八日、第七回古武道個人戦大会をV・ロボス公園(ショッピングモルンビー近く)で開催した。戦国時代の模擬戦(いくさ)が、観衆の興味をかきたてた。
参加は、アルゼンチンを含む全伯の研究所(道場)会員二百人。剣術、杖術、居合などの十七のカテゴリアで力と技を競った。岸川主宰は「大会では高度の技がみられた。そうした技者同士の対決は、立ち合った者に極度の気持ちの集中をもたらし、見る者を興奮させるものがあった」と総評した。
デモンストラソンは「グリット・ド・サムライ」。戦国時代の戦のように野原でサムライたちが対峙、雄たけびをあげた。軍警から武将用として馬を四頭借用、内二頭には鎧かぶとをつけたサムライが乗るという凝りようであった。