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欧米企業が移転=ブラジルは拠点に条件が完備

ニッケイ新聞 2008年7月3日付け

 仏系エアーバス社のガロイ社長は、BRICsの中でブラジルが最も魅力ある国と激賞した。人件費は安く、高度の技術水準と信頼できる下請け企業が揃い、消費力のある国内市場もあると次のように説明した。
 ラテン・アメリカを支配下に治めるには、ブラジルを生産と販売の戦略拠点とするのが得策。ブラジルは南米株式会社の重役室であり、ここへ投資すれば南米全体へサポートが行きわたる。
 欧米の企業は、コスト高のために海外に生産拠点を移そうとしている。そこで白羽の矢が立つのは、ブラジルである。拠点移転とは、生産にともなう販売と技術を含む企業集団の移動である。
 時代の変遷とともに新しいビジネスも、次々誕生する。裾野まで含めると、一企業も大きな企業集団になる。その受け皿として、ブラジルは理想的だという。

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