ニッケイ新聞 2008年7月4日付け
ブラジル日本語センター(谷広海理事長)が主催する「ふれあい日本の旅」の壮行会が、六月三十日午後五時から、同センターで行われた。同旅は百周年記念事業の一環として行われ、三年ぶり二回目。四十三人が参加している。
同旅は、十五歳前後の日本語学習者を対象にして行われている。一行は一日に日本に到着、関東、中部、関西、中国、九州地方など日本各地を訪問し、二十四日に帰国する。二十三日には、秋篠宮ご夫妻とのご接見も予定されている。
壮行会で、佐藤吉洸副理事長は「日本の素晴らしいところを見て、ブラジルの素晴らしさも再確認してください。今回の旅で人間的にも成長して帰ってきてください」とエールを送った。この他、青木敏江さん、諸川有朋理事、丹羽義和事務局長たちも参加者に労いの言葉をかけた。
日下野良武団長は「この旅は、日本語を勉強している子供たちが、勉強していて良かったと思えるようなものにしたい。日本語を勉強している人へのご褒美」と位置付ける。
今回初めて日本を訪れる、たまなは・マリア・セシリア・さゆりさん(17、三世)は、日本語を勉強して二年になる。「日本の文化や習慣、伝統などを直に触れてみたい。日本語の勉強ができれば」と意気込みを語った。