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ルーラ人気に陰り=インフレ対策の杜撰指摘
ニッケイ新聞 2008年7月5日付け
Ibope調査が六月三十日、ルーラ大統領支持率はうなぎ登りではあるが、インフレ対策が杜撰であるとして経済政策に対する支持率が五三%から四三%へ、一〇%も落ちたと発表した。
インフレ再来が避けられないとする悲観論は、前回の五一%から六五%へ増えた。政府は食糧増産によってインフレを抑制するというが、毎回同じ言い訳をして成果の挙がった試しがない。
増産すると食糧が暴落し消費者は喜ぶが、生産者は銀行融資を決済できず次の播き付けができないことになる。食糧増産が、解決策でないことは百も承知のはず。
ブラジルには、食品価格を安定させる食糧管理が不在なのだ。政治家も学者も食糧について無知で、生産者の犠牲による物価安定しか発想がない。また民族性も向いていないらしい。