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マルタ38%でトップ=決選もアウキミンと互角

ニッケイ新聞 2008年7月8日付け

 ダッタフォーリャ調査機関が、サンパウロ市長選へ正式立候補後初めての支持率調査の結果を五日に発表し、マルタ・スプリシ元サンパウロ市長(PT=労働者党)が三八%で一位であったと六日付けフォーリャ紙が報じた。二位はアウキミン前サンパウロ州知事(PSDB=民主社会党)で三一%、三位カサビ現サンパウロ市長(DEM=民主党)一三%、四位マルフ元サンパウロ市長(PP=大衆党)八%。
 調査は七月四日、一千八十五人に質問した。調査結果にカサビ陣営は、困惑したようだ。サンパウロ市の難問である交通渋滞に挑戦し、もっと市民の声援が得られると期待したようだ。支持したのは、西部居住の高額所得者と高学歴者であった。
 もしも今日決選投票が行われたら、アウキミン候補が五〇%、マルタ候補は四五%で、誤差上下三%を入れたらほぼ互角と見られる。五月の調査ではアウキミン候補が、マルタ候補に一〇%差をつけていた。
 マルタ候補支持は低学歴と低所得層に多く、アウキミン候補は高学歴と高額所得層に多い。マルタ候補とカサビ候補に対する拒否票は、両方とも三〇%あった。
 サンパウロ市中心街でトラックの通行制限を設けたことに、サンパウロ市民の五四%が支持と答えた。三三%は反対。九%は無関心。
 飲酒運転禁止条例は八六%が支持するものの、適用には無関心という。飲むために出かけるのは、日常生活である。捕まったら運が悪いのだ。妻に酌をされて飲むビールほど不味いものはない。ビールは、外で友達と飲むものという。