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『島唄』の宮沢氏が来伯=100周年ソングひっさげ=サンパウロ市、リオなど4都市で公演

ニッケイ新聞 2008年7月9日付け

 カラオケで世代を超えて愛唱されている名曲『島唄』の宮沢和史氏が十人編成のバンド「GANGA ZUMBA」とともに今月来伯、サンパウロ、サントス、クリチーバ、リオデジャネイロの四都市で公演を行なう。
 十三日に「こどものその」であるイベントにも特別出演(午後二時半)するほか、サンパウロ市イミグランテ会場で開催される日本祭りでも十九、二十の両日、歌声を響かせる。
 宮沢氏は九四年を皮切りに二十回以上来伯、ブラジル音楽をテーマにしたCD『極東サンバ』でも有名だ。〇五年にもブラジルで公演を行ない、ロンドリーナでは日系の若者たちと交流も楽しんでいる。
 今年の移民の日に発売、日本国内で話題を呼んでいるブラジル日本移民百周年記念ソング『足跡のない道』も楽しみだ。

本紙読者にメッセージ

 今回の来伯にあたり、宮沢氏は、ニッケイ新聞の読者にメッセージを寄せた。以下全文。
 「移民百周年、心からおめでとうございます。険しい道のりを歩いてこられ、ブラジルを支える日系社会を築き上げた皆さんに、心から敬意を表したいと思います。
 ブラジル、そしてブラジル音楽に魅せられて十四年。何度も何度もブラジルに足を運んできました。
 「音楽家として、自分にできることは何だろう?」ずっとそう、自問してきましたが、七月にGANGA ZUMBAという僕のバンドと共に、サンパウロ、サントス、リオ、クリチーバでコンサートを開くことになりました。
 当日は百周年のために書き下ろした『足跡のない道』という歌を歌います。ぜひ、コンサートに足を運んでください」

【公演場所】
 二十二日、クリチーバ(グアイーラ劇場)、二十四日、サントス(SESC)、二十六、二十七日、サンパウロ(SESCピニェイロス)、二十八日、リオ(カネコン)。時間、料金などの問い合わせは、各会場まで。