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ルーラ大統領=投機マネーを糾弾=G8は事実を看過し放置
ニッケイ新聞 2008年7月11日付け
洞爺湖G8サミットの最終日、並行会議に招かれたルーラ大統領はIMF(国際通貨基金)のカーン総裁に、先物市場における原油と食糧の投機マネーの実態を暴露するよう提言した。
ルーラ大統領は、G8の首脳らがこの事実から目を逸らし、首脳会議の議題として取り上げずに放置したことを遺憾とした。投機マネーの跋扈により、原油を持たない途上国は肥料や運賃の高騰で塗炭の苦しみにあると記者団らに訴えた。
投機マネーは幻想の需要を喚起して相場の高騰を招き、巨富を懐に入れる。これはサブプライムで失った資金を、先物で挽回する動きだとされる。この見方に対するG8首脳の反応を、大統領は見たいという。