ニッケイ新聞 2008年7月11日付け
ブラジル剣道連盟は十二、十三両日に第二十六回全伯剣道大会を、十八日から二十日まで第七回南米剣道大会を、それぞれサンパウロ市で開催する。両大会ともサンパウロ市スポーツ観光局、宮坂国人財団が後援。同連盟の児島修徳会長、大政武志理事、国際剣道連盟・南米剣道連盟理事をつとめる児島昭徳さんが来社し、来場を呼びかけた。
今年の全伯大会はサンパウロ州を中心にレシフェ、サンタカタリーナなど全伯二十八支部から三百七十人の剣士が出場する。
会場はバビ・バリオーニ体育館(Conjunto Desjportivo Baby Barioni=Rua Germaine Burchard,451)。
十二日は午前九時開会。午前中に段外の予選、午後に剣道、居合道の昇段試験を行なう。十三日は午前八時開会。全カテゴリで個人・団体戦が行なわれる。
三年ぶりにサンパウロで開催される南米大会は、十八日から二十日までの三日間開催。アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、グアテマラ、メキシコ、ペルー、ウルグアイ、アルバの十カ国から百四十人の選手が出場する。
会場はバネスパ・スポーツクラブ(Av.Santo Amaro,5355)。
今回は日本移民百周年を記念して開催される。両日とも午前八時半開会。十八日に剣道、居合の講習会、十九日に男女個人戦(午前)と団体戦(午後、男子八カ国、女子六カ国)を行う。二十日は昇段試験が行なわれる。
ブラジル国内の剣道人口は、全体で千五百人ほど。「昔は八割が日系でしたが、最近は非日系の競技者も増えており、とても熱心です」と児島会長は現状を説明する。会長は、「今回は百周年ということで市が頑張ってくれました」と感謝を表し、来場を呼びかけた。