ホーム | 日系社会ニュース | 県連=いい着眼=各国コロニアとの連携図る=100周年式典で来伯した代表を歓迎、懇談会=麻生知事会会長も出席

県連=いい着眼=各国コロニアとの連携図る=100周年式典で来伯した代表を歓迎、懇談会=麻生知事会会長も出席

ニッケイ新聞 2008年7月15日付け

 去る六月のサンパウロ日本移民百周年式典では、日本各県からの慶祝団のほか、南米各国の日系社会からも多数の訪問団がブラジルを訪れた。ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)の国際交流委員会(矢野敬崇委員長)ではこの機会にあたり、二十日夜、沖縄県人会館で夕食歓迎会を開催。各国代表との交流を深めた。
 当日は各県人会代表のほか、パラグアイ、アルゼンチン、ペルー、ボリビア、北米ニューヨークなどから来伯中の日系団体関係者が出席。ブラジル訪問中の麻生渡福岡県知事(全国知事会会長)ほか、海外日系人協会やブラジル日本語センターの関係者も訪れた。
 麻生知事は冒頭、六月十八日にブラジリアで開かれた百周年式典を振り返り、「百周年を契機にブラジル、各地がますます発展していくことを願います」と述べた。
 与儀会長は、多忙な中での出席に謝意を表すとともに、「十八日から新しい百年がスタートした。これから続けていく責任は二世、三、四世にある」と話し、今後各国との交流事業を進めていく考えを語った。
 矢野委員長「百年が経ち、これから日本の精神文化を広めていく上で、日系人の使命は大きいと思う」と力を込め、関係者へ支援を呼びかけた。
 白澤寿一・全パラグアイ都道府県人会連合会長の発声で乾杯後は、白澤会長や小田俊春・全パラグアイ日本人会連合会長、佐々木アレハンドロ在亜日系団体連合会長、常重セサル・ペルー日系人協会長、春日カルロス・汎米日系人協会名誉会長(メキシコ)、根間玄真ボリビア日系協会連合会長、竹田勝男ニューヨーク北海道ゆかりの会代表幹事など、各国からの出席者が自己紹介。国際色豊かな集まりを印象付けた。
 当日は井上祐見さんも会場を訪れ、「ソウ・ジャポネーザ」や新曲「オブリガーダ笠戸丸」などを熱唱した。