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トヨタ=第2工場はソロカバ=ミゲル産業開発相が発表

ニッケイ新聞 2008年7月16日付け

 ブラジル国営通信によれば、ミゲル・ジョルジ産業開発大臣は十五日、トヨタの第二工場がサンパウロ州ソロカバに決定したと発表した。プラナルト宮でルーラ大統領と長谷部省三トヨタメルコスール社長との会合の後、公表された。
 トヨタ・ド・ブラジルは今年、ブラジル進出五十周年を迎え、二月にルーラ大統領をはじめ、日本からは豊田章一郎名誉会長(第六代トヨタ社長)や四人の元ブラジル社長が出席した式典を行ったばかり。
 同国営通信によれば新工場建設は〇九年からで、操業開始は一一年になる予定。初年は小型車(車種は未発表)を中心に十五万台を国内外向けに生産し、二千五百人の直接雇用が生じるという。同商工大臣によれば、投資額は六億~七億ドルなると推測される。ルーラ大統領は、南米・アフリカ地域への輸出を期待している。
 乗用車組み立ての第一工場はインダイアツーバ市に九八年に建設され、カローラを年八万台生産している。サンベルナルド・ド・カンポ市にも施設がある。現在の直接雇用は三千二百人。
 新工場の候補地としては、バイーア州やリオ州、パラナ州、南大河州などもあげられていた。