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岩波賞決まる=杉田さんと斎藤さん

ニッケイ新聞 2008年7月17日付け

 椰子樹による第四十一回岩波菊治賞(最終回)の選考会が、六月十二日、小笠原富枝さん宅で行なわれた。その結果、杉田征子さんの「山吹の花」、斎藤光之さんの「自分史」の二編が入賞と決定した。佳作には高津文子さんの「思い出」、筒井あつ子さんの「旅立ち」が選ばれた。
 今回をもって最終回となったが、十三編の応募者があり、その中には移民百周年を題とした作品もみられた。選考委員会では厳選の結果をさらに検討し、最終回であることから、対照的な二編を入賞と決め、佳作には互角の作品から二人を選んだ。詳細は『椰子樹』(八月号)に掲載される。
 選考委員は、小笠原富枝、梅崎嘉明(欠)、小野寺郁子、渡辺光(欠選)、上妻博彦、多田邦治、司会は安良田済。