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ブラジルGMは健在なり=解雇と縮小は米加のはなし

ニッケイ新聞 2008年7月18日付け

 ジェネラル・モータース米本社が財政建て直しのため、米国とカナダの工場で大量の人員整理と資産売却を発表した。
 一方、ブラジルGMへのインパクトは軽微なりとアルジラ伯社長が声明を発表した。「ブラジル支社の財政体質は良好である」という。二〇〇八年上半期は、前年同期比三二%増の二十八万七千五百台を売り上げた。
 ブラジルGMは同業他社に比して運転資金も十分にあり、将来に向けての設備投資も十億ドルを用意している。さらに今年下半期には新車発表を行う。伯亜両国で二万二千人を新規採用する予定。
 ブラジルGMの昨年度売上は百二十億レアル、亜GMは十億ドル。今年第2四半期の販売高は、やや低調であったが市場は強気で有望である。下半期は全般に景気が減速するが、まだ希望は十分にあると同社長はいう。