ニッケイ新聞 2008年7月18日付け
何でも若年化の世界だが、十六日にサンパウロ州サンジョゼ・ド・リオ・プレットの飛行場に操縦士のおいと偽って入り込んだ十七歳の青年。機内乗り込みまでは成功したが、キーがないためエンジンはかからず、サンパウロ州グアルジャー、ペルナンブコ州フェルナンド・デ・ノローニャを目指す旅は実現には至らなかった。三年前に飛行機の操縦を習ったというが、単独飛行をするだけの腕だったかどうかは不明。
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サンパウロ市とその近郊のバスや地下鉄、鉄道で使用されているビレッテ・ウニコの平日の利用時間が三時間までに延長された。日曜、休日は八時間まで利用時間が延長されていたのに続く延長だが、選挙前の処置に得票数を稼ぐためとの憶測も。サンパウロ市市長選の予想では、マルタ三五%、アウキミン三二%、カサビ一一%といった報告もあったが、マルタ氏とカサビ氏の支持率がやや落ちたことになる。決選投票はマルタ、アウキミン両氏での見方が圧倒的。
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異常乾燥に注意を促す記事が連日掲載されているが、来週までは乾燥状態が続く見込みだという。カンポス・ド・ジョルドンでは二〇%を割り込み、砂漠並の乾燥状態との表現も。大気中の湿度が三〇%を切ったら、屋外での運動は時間を考えるなどの処置が必要だといわれ、加湿器などの使用が勧められている。
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十五日午後四時ごろ、サンパウロ州バルエリ付近のカステロ・ブランコで飲酒運転のトラックがジグザグ運転。追い越しざまに、運転に文句をつけたバイクは追いついたトラックにはねられ、運転手は即死。事故後のトラックは路線を離れ草地で止まったが、逃げ出そうとした運転手はちゃんと歩けない状態だったという。