ニッケイ新聞 2008年7月23日付け
第八回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭)に関して会場設備を担当したEXPOSTAR社が、主催の県連(ブラジル日本都道府県人会連合会)に対して起した二十一万レアルの追加請求訴訟で、県連勝訴の一審判決に対し、EXPOSTAR社が控訴していたことが分かった。二十二日付けの州裁判所官報に掲載された。
同訴訟は第八回日本祭で、会場設備を担当していた同社に対して県連が三十四万レアルを支払った後、二十一万レアル追加請求されていたもの。サンパウロ中央裁判所民事裁判第三法廷は今年六月十七日、同社の要求に対して「実際に日本祭が行なわれた日付と、同社が工事を行なった日付が合わない」との理由から、証拠不十分として同社の請求を退けていた。
今後は県連側の林アンドレ弁護士が控訴に対する答弁書を裁判所に提出し、以後同訴訟は州高裁で審理される見通し。林弁護士によれば審理時期は不明で、二、三年におよぶ可能性もあるという。