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国内販売2位の抗炎症剤=Prexige販売禁止

ニッケイ新聞 2008年7月24日付け

 国家衛生監督庁(Anvisa)は二十二日、抗炎症剤Prexige一〇〇mgの国内販売を全面的に禁止するとともに、四〇〇mgについても販売許可を九十日間差し止めた。抗炎症剤としては国内第二の販売額の同薬は、多くの人に適用されていた。
 同薬の継続的服用による副作用は、肝炎や膵炎、心筋梗塞、不整脈などで、世界で報告された副作用の三五%がブラジルで報告されている。
 同薬の販売禁止は、サンパウロ州で既に決定されていたが、今回は国として販売禁止に踏み切ったもの。ブラジルでは二〇〇五年の発売以来、九百五十万人が服用。関節炎や、関節リューマチ、急な痛み、生理痛などに処方されてきた同薬だが、常用者は医師と相談のうえ、代替薬を紹介してもらうよう勧められている。