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光合成で食糧増産=GMなく危機解消は不可
ニッケイ新聞 2008年7月25日付け
食糧危機を遺伝子組替え(MG)が解決するという緑の革命に、化学処理によって農産物の光合成を人工的に促進させる植物の急速成長が増産の鍵だと、カンピーナス大学農学部が発表した。
米の消費は二〇三〇年、八十三億人の消費人口に対し七億七千万トンが必要になる。これは疑いのない事実であるが、農地の宅地造成とかんがい用水の不足で在来農法では解決不可能。
それを救うのが、GMと見られる。光合成説によればGM植物は同じ光量で、自然植物一に対し一・七の化学物質グリコーズを生成し、食糧増産に貢献する。GMは光合成の他に水分や肥料の吸収率も高い。
DNAの解読は最早問題ではなく、DNAの機能が現在の課題という。GM米の開発は、アジア諸国が積極的に挑戦している。GMは道が閉ざされると、必ず解決の道が用意されている。