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盗聴防止が大繁盛=音声を暗号数字で送信可

ニッケイ新聞 2008年7月25日付け

 盗聴防止ビジネスが、急成長をしている。盗聴機器が巷間に溢れ、容易に入手できるため、サチアグラハ作戦では大活躍。裁判所の盗聴許可申請の意味がなくなっている。
 盗聴防止は暗号方式を使う。第三者には、不可解な数字の羅列である。ソフトが音声を数字に吹き替えて送信、受信者のもとで数字を音声に戻す。吹き替えには、暗証符号が必要である。
 注文は、年三〇%増で増えている。メモリーは、携帯電話にも取り付けてくれる。値段は携帯用メモリーで四千レアルから五千レアル。PCと固定電話の接続なら、一万五千レアルから二万レアル。ソフトウエアだけを購入して、自分で取り付けも可能だ。
 ウインドウ・モビルなら千二百レアル。これは企業または政府系機関の使用に限り、契約書にサインさせられる。これからは、当局による盗聴の取り締まりが始まる。