ＣＰＴＭ地所貸す＝フンシャルのビル用一等地

ニッケイ新聞　２００８年７月２６日付け

　二十三日ヴァロール紙によれば、パウリスタ都電公社(ＣＰＴＭ)は、商業用地への投資が盛り上がっていることで、営業利益増収のため広大な地所のうち未利用の遊休地を賃貸することにした。
　第一候補が、サンパウロ市南部のフンシャル街にある三千六百平方メートルの物件。ＣＰＴＭは二十三日、三十年間貸与で賃貸希望入札を行う公示を行った。賃貸者は床面積一万二千平方メートルのビルを建設し、賃貸料は十万五千レアル以上。相場の一％である。
　物件は三十年後、建物とともにＣＰＴＭへ返還する。ＣＰＴＭは、ファリア・リーマ大通りの地所を七億レアルで手放し、同地域の地価を一遍に引き上げた。