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レイ・セッカの効果=一カ月で450万Rも節約

ニッケイ新聞 2008年7月29日付け

 飲酒運転禁止条例(レイ・セッカ)公布後一カ月で、公立病院は四百五十万レアルを節約とサンパウロ州衛生局が発表した。五月十九日~六月十八日に九千百二人だった交通事故負傷者が、六月十九日~七月二十日には四千四百四十九人に減少した。
 負傷者一人分の経費は、入院するほどの重症なら三千レアル、同日退院の軽症なら五百レアルと見られている。 
 四百五十万レアルという金額は、病床二百個級の中型病院一カ月分の経費に相当する。毎月四百五十万レアルを節約すると、十カ月で同タイプの病院がもう一戸建つ。
 サンパウロ市では飲酒運転で拘束される違反者も一日当たり、六・七人から二人に減った。飲酒許容量は、コップ一杯までが限度となっている。